たこ焼きの歴史~創造編~

2013年05月25日 16:04

“初めに、神は『たこ焼き』を創造された。

地は小麦粉であって、蛸が深淵の中にあり、鰹節がソースとマヨネーズの面を動いていた。”

出典:『たこ焼き新約聖書』

 

…嘘です。申し訳ありません。

本当は人がもんじゃ焼きを創造したのが、たこ焼きのルーツだと言われています。もんじゃ焼きが日本中に広まり、たこ焼きやお好み焼き等に進化していったのです。言わば、人類でいうアウストラロピテクスのような存在ですね。もちろん、人類がアウストラロピテクスから一気に二階級特進してホモサピエンスになったわけでなく、たこ焼きにもさらに進化の過程があります。

明治時代、『もんじゃ焼き』を持ち帰りたいという人たちがもんじゃ焼きの水分を少なくし、固めた『どんどん焼き』を発明。

大正時代になると一口サイズになりソースをかけて食べる『ちょぼ焼き』。

昭和時代にはソースをかけず、薄口醤油と大阪の出汁をかけ、コンニャクを投入した『ラジオ焼き』となりました。

そして遂に1935年、たこ焼き界の救世主キリスト、遠藤留吉(『会津屋』初代店主)が降臨した。彼が蛸を入れた時、『たこ焼き』が産声をあげたのです。こうして『たこ焼き』は世に普及し、今ではお米に次ぐ日本の主食として人々に親しまれているのです(2013年『管理人自宅内たこ焼き統計調査結果』より)。